航空ショーでは大半が航空機を駐機するエプロンというところに来場者を入れますので、それなりの約束事があります。
それは、ショーを円滑に進めるためだけでなく、航空機の安全運行や来場者の生命を守るために決められていることもあります。いくつかは会場によってはお客さんのためにと敢えて緩和しているところもありますが、このサイトを訪問する方はこの約束をまもって楽しい時間を過ごせるようにしましょう!
1.会場内は絶対禁煙
航空燃料を扱う場所でもあり、吸い殻をエンジンが吸い込む危険もあります。なにより、周りの人が煙たいです。
人の集まる場所での喫煙は避け、指定された所でのみ吸うようにしましょう。*電子タバコも同様です
タバコ吸いのマナーです。
どうしても我慢できないのなら、会場に来ないことです。
2.最前列(前列に近い所に)はできるだけ座りましょう。
いい絵を撮りたいのはみんな同じ。でも、最前列で立つと、後ろの人は見えません(特に子供やお年寄りには辛いです)。
最前列では可能な範囲で座って撮影しましょう、航空機は上がってしまえば同じです。自分が良ければいいなんていう自己満足野郎は航空機マニアじゃありません。
※時々周囲に気を配りましょう。撮影に夢中で気がついたら回りは人だらけってことも…望遠レンズの取り回しにも気をつけましょう。
3.ロープの中に立ち入らない
普段近寄れない機体に近寄れるので、もっと近くで見てみたい、できることならさわりたい。皆同じですが、気をつけてください。
ロープで仕切るのは、機体をさわらせない為というよりも、見る人の安全のためです。
何トンという出力を持つジェットエンジンの吸気口に近づけば人なんてあっという間に吸い込まれます。ヘリのローターやプロペラ機のプロペラは意外と地表近くで回ります。不用意に近づくと簡単にミンチです。
また、機体も下手にさわって部品を破損させたらどうします?そのために事故がおきたとしたら…
許可がない以上、ロープ内に入らないことです。
4.良いフライトには惜しみない拍手を
デモストレーションを行うパイロットの皆さんは、忙しい業務の合間に訓練を行っています。
良いフライトだと思えば、惜しみない拍手を送りましょう。
機上では聞こえなくても、上からはお客さんが喜んでいるのはよく見えます。
お客さんの拍手がパイロットへの最高の賛辞なのです。
5.ゴミは原則持ち帰り(できることならゴミ袋持参)
会場でお弁当やジュースを買って航空機を観ながらお昼ご飯を食べるのは最高です。
でもゴミは必ず持ち帰りましょう。
航空ショーの終わった後、航空機がゴミを吸い込まないようにスタッフの皆さんは吸い殻一本見逃さないように掃除をします。
そんなスタッフの皆さんの苦労を考えれば、たった何グラムかのゴミを持ち帰るの位大したことじゃないでしょう。
※途中のコンビニやサービスエリアのゴミ箱に捨てていくのは辞めましょう。
来たときよりも美しく。それが楽しい時間を提供してくれたスタッフに対しての感謝の気持ちです。